「仮定法過去」と「仮定法過去完了」はどちらも「もし~だったら」なので、多くの生徒さんがよく間違えるポイントです。
しかも「仮定法だけでも苦手なのに時制も加わってる…苦手な文法がハイブリッドでやってくるなんてもう嫌!!」ってなるのもわかります。
でも、この2つを使い分けけるポイントは、「今のことを想像しているのか、過去のことを想像しているのか」だけです。いつに視点を置いて話しているのかに注目して、勉強していきましょう!
「今のこと」か「過去のこと」かで使い分ける!
そう、この2つの違いは「いつの話をしているか」だけです。
- 仮定法過去→今の事実と違うことを想像するとき
- 仮定法過去完了→過去の事実と違うことを想像するとき
名前に惑わされないでくださいね!「仮定法過去」は現在のこと、「仮定法過去完了」は過去のことについて言う時の表現です。
仮定法は、If I were you, のように現在のことでも過去形で表しましたよね。日本人の時制の感覚とのズレに注意です。
それぞれの使い方と意味を深掘りしましょう
■ 仮定法過去(今の話)
「もし今〜だったら、…なのに」と、現実とは違う想像をするときに使います。
If + 主語 + 動詞の過去形, 主語 + would/could/might + 動詞の原形
具体的に内容を入れ込むと、こんな文になります。
(もし私が鳥だったら、あなたのところへ飛んでいけるのに。)
→ 実際には鳥じゃないけど、「もし鳥だったら」と今の現実と違うことを想像しています。
※ be動詞は主語に関係なくwereを使うのがルールです(wasを使うこともありますが、テストではwereにしておきましょう)。
■ 仮定法過去完了(過去の話)
「もしあの時〜だったら、…だったのに」と、過去の出来事を「違っていたら」と想像するときに使います。
If + 主語 + had + 過去分詞, 主語 + would/could/might + have + 過去分詞
具体的にはこんな感じです。
(もしもっと勉強していたら、試験に受かっていたのに。)
→ 実際には勉強しなかった。だから試験に落ちた。その過去の事実と違うことを想像しています。
■ 2つの違いを表で整理!
| 種類 | いつの話? | If節の形 | 主節の形 |
|---|---|---|---|
| 仮定法過去 | 今 | 動詞の過去形 (be動詞はwere) |
would/could + 動詞の原形 |
| 仮定法過去完了 | 過去 | had + 過去分詞 | would/could + have + 過去分詞 |
自分がその場にいるつもりで例文を読んでみて!
少し勉強が進んでくると「形は覚えたけれど意味が分からない」という生徒さんをよく見かけます。仮定法は文法用語だけで覚えようとすると難しく感じるんですよね。だって文法用語だらけじゃないですか…
なので、一旦理屈がわかったら、実際の例文で状況をイメージしながら使ってみるに限ります。例文に慣れれば慣れるほど、感覚が身にしみついてきますよ。
【仮定法過去の例文】
(もしもっとお金があれば、新しいスマホを買うのに。)
② If she were here, she would help us.
(もし彼女がここにいたら、手伝ってくれるのに。)
【仮定法過去完了の例文】
(もっと早く家を出ていたら、電車に乗れていたのに。)
④ If it had not rained yesterday, we could have played soccer.
(昨日雨が降っていなかったら、サッカーができたのに。)
【よくある間違い】
◯ If I were you, I would study abroad.
(もし私があなただったら、留学するのに。)→ 仮定法では、be動詞はwereを使うのが基本!
テストではこんなところに注意しましょう
✅ ポイント① 時制の判断
問題文をよく読んで、「今のこと」なのか「過去のこと」なのかを見極めましょう。「yesterday」「last week」などの語があれば過去、なければ現在のことが多いです。
✅ ポイント② 空欄補充問題
If節と主節の時制の組み合わせが問われます。
- 仮定法過去:過去形 → would + 原形
- 仮定法過去完了:had + 過去分詞 → would have + 過去分詞
この組み合わせをセットで覚えておきましょう!
✅ ポイント③ be動詞のwere
「If I were…」「If he were…」のように、主語が何でもwereを使うのが仮定法のルール。
先ほどの「よくある間違い」でも紹介しましたが、ここは穴埋めでよく出ます!
✅ ポイント④ 書き換え問題
「I didn’t study hard, so I failed the exam.」のような文を仮定法に書き換える問題も頻出です。
話している時間軸を意識すれば判断しやすい!
文法用語を覚えることよりも、話している時間軸を意識することが大切なんでしたね!!
| チェックポイント |
|---|
| ✔ 仮定法過去=今の事実と違うことを想像 |
| ✔ 仮定法過去完了=過去の事実と違うことを想像 |
| ✔ 名前に「過去」とあっても、仮定法過去は現在のこと! |
| ✔ be動詞は主語に関係なくwereを使う |
仮定法は最初はややこしく感じますが、「いつのことを言っているか」を意識すれば、きっと使いこなせるようになりますよ!
大切なのは慣れです。たくさん例文に触れて、感覚をつかんでいきましょう💪

