「先生、allowとpermitとletって全部『許可する』って意味ですよね?どう使い分けるんですか?」
これ、生徒からめちゃくちゃよく聞かれる質問なんです。教科書には「許可する」としか書いてないことが多いので、混乱するのも無理はないですよね。
でも、この3つ、ニュアンスも文法も全然違うんですよ。今日はその違いをスッキリ整理していきましょう!
3つの「許可する」、ズバリこう使い分ける!
まず結論から言いますね。
let → カジュアル。「いいよ」って軽く許可するイメージ
allow → ニュートラル。「〜を認める」という一般的な許可
permit → フォーマル。公式・正式な許可
つまり、カジュアル → フォーマルの順で let → allow → permit と覚えてください。
そう、ここが重要なんです。
それぞれの特徴をくわしく見ていこう
では、1つずつ掘り下げていきますね。
① let ― 一番カジュアルで日常的
letは友達同士や家族の会話でよく使います。「いいよ〜」「やっていいよ」くらいの軽いノリ。お母さんが「ゲームしていいよ」って言うときはletがぴったりです。
文法的に大事なのが、let + 人 + 動詞の原形 という形。ここ、よく間違えるんですよね。toを入れちゃう生徒が本当に多い!
⭕ Let me go home.(家に帰らせて)
② allow ― 一番よく使う万能選手
allowは日常会話でも書き言葉でも使える、まさに万能選手。学校のルールとか、お店のルールとか、「〜は許可されている/されていない」と言いたいときによく登場します。
文法はallow + 人 + to 不定詞。letと違ってtoが必要なので注意!
(両親は週末に夜更かしすることを許可してくれる)
ちなみに、受動態でもよく使われます。”Smoking is not allowed here.”(ここは禁煙です)みたいな表示、見たことありませんか?
③ permit ― 堅い!公式!フォーマル!
permitは一番フォーマル。法律とか規則とか、公的な許可に使うことが多いです。日常会話で「友達に許可した」みたいな場面では、ちょっと堅すぎて不自然になります。
文法はallowと同じでpermit + 人 + to 不定詞。
(法律は未成年者がアルコールを購入することを許可していない)
余談ですが、permitには名詞で「許可証」という意味もあります。work permit(労働許可証)とか、parking permit(駐車許可証)とか。こっちの意味で見かけることも結構ありますよ。
3つの違いを表で整理!
| 単語 | フォーマル度 | 文法 | よく使う場面 |
|---|---|---|---|
| let | カジュアル ★☆☆ | let + 人 + 原形 | 日常会話、友達・家族間 |
| allow | ニュートラル ★★☆ | allow + 人 + to 不定詞 | 学校・会社のルール、一般的な許可 |
| permit | フォーマル ★★★ | permit + 人 + to 不定詞 | 法律、公式文書、正式な許可 |
例文で確認してみよう
先日も生徒に「実際の文だとどう違うの?」と聞かれたので、同じような内容を3つの単語で言い換えてみますね。
My mom let me use her car last weekend.
(先週末、お母さんが車を使わせてくれた)
【allow】
The school doesn’t allow students to use smartphones in class.
(学校は授業中のスマホ使用を許可していない)
【permit】
This visa permits you to stay in the country for 90 days.
(このビザで90日間の滞在が許可される)
【おまけ:受動態】
Photography is not permitted in the museum.
(美術館内での写真撮影は禁止されています)
どうですか?文脈によって「しっくりくる」単語が違う感じ、伝わりましたか?
テスト・入試ではここが狙われる!
私の経験上、一番出やすいのはletの後ろにtoを入れるかどうかです。
実際に授業で穴埋め問題を出すと、半分以上の生徒がlet me to goって書くんですよね…。allowとpermitにはtoがいるのに、letだけ原形!この違いは絶対に覚えてください。
それから、入試の長文ではpermitやallowの受動態がよく出てきます。”be allowed to 〜” や “be permitted to 〜” の形は、見た瞬間に「許可されている」と訳せるようにしておきましょう。
あと、英作文でよくあるミスが、フォーマル度を無視した使い方。友達との会話文なのにpermitを使っちゃうと、採点者に「うーん、不自然だな」と思われる可能性があります。場面に合った単語選びも意識してみてくださいね。
まとめ
10年以上英語を教えてきて思うのは、「同じ意味」と辞書に書いてある単語ほど、実は使い分けが大事だということ。今回のlet / allow / permitは、まさにその典型例ですね。ニュアンスの違いがわかると、英語を「読む」だけじゃなく「使う」ときにも自信が持てるようになりますよ。
では、最後にポイントを整理しておきます。
✔ let → カジュアル。let + 人 + 原形(toは入れない!)
✔ allow → ニュートラル。allow + 人 + to 不定詞
✔ permit → フォーマル。permit + 人 + to 不定詞
✔ 入試で狙われるのはletの文法! toを入れないこと!
この3つの違い、今日でバッチリ整理できましたね。次に英文で見かけたら、「あ、これはカジュアルな許可だな」「これは公式な許可だな」って考えながら読んでみてください!


