多くの生徒さんが苦手とする「日本語は一緒なのに、英語では使い方が違う」シリーズです。
「robとstealって両方『盗む』ですよね?何が違うんですか?」と何回も聞かれてきました。教科書には両方「盗む」って書いてあるのに、使い方が違うんですよね。今回は使い方の違いを、それぞれのイメージで覚えちゃいましょう!
robは被害に遭った「人・場所」、stealは盗まれた「もの」を伝える
この2つの違いは、目的語にくる言葉です。
rob → 「人」や「場所」を目的語にとる
steal → 「物」を目的語にとる
つまり、被害に遭った「人や場所」に注目させたいならrobを使い、盗まれた「もの」を強調して伝えたい場合はstealを使うんです。
もう少しイメージを深めましょう
まずrobは「人から奪う」「場所を襲う」というイメージです。被害者側に焦点が当たっているんですね。
実際に英文で使う時は、この形で使います。
「(人)から(もの)を奪う」
「of」がポイント!robを使うときは、盗んだものを「of」でつなぎます。
一方stealは、盗んだ「もの」そのものにフォーカスを当てます。人や場所がメインのメッセージではないので、こっそり持っていくイメージですね。
「(もの)を盗む」
stealのうしろに、直接盗んだものを続けます。もし、人や場所の情報を加えたければ、「from」を使って〈steal + もの + from + (人/場所)〉とします。
表にまとめるとこんな感じです。
| 単語 | 目的語 | 前置詞 | 例 |
|---|---|---|---|
| rob | 人・場所 | of | rob him of his wallet |
| steal | 物 | from | steal his wallet from him |
ちなみに、robには「暴力的に奪う」というニュアンスがあることが多いです。銀行強盗は「bank robbery」と言います。一方stealは、気づかれないようにこっそり…というイメージ。ここまで覚えられれば、テストの英作文問題などでも迷いづらくなるはず!です。
例文で使い分けを再確認しましょう
(その男は私からバッグを奪った)② Someone stole my bike from the parking lot.
(誰かが駐輪場から私の自転車を盗んだ)③ Two men robbed the bank last night.
(昨夜、2人の男が銀行を襲った)
④ She had her purse stolen on the train.
(彼女は電車で財布を盗まれた)※have+O+過去分詞の形
⑤ The thief robbed the old woman of all her money.
(泥棒はその老女から全財産を奪った)
④の「have+O+過去分詞」は被害を表す重要構文なので、今回まとめて一緒に覚えておくといいですよ。
テスト対策として、前置詞まで合わせて覚えておくべし!
robとstealの使い分けでは、それらと一緒に使う前置詞がofなのかfromなのか、を覚えておくと解けることも多いです。
「He ( ) me of my watch.」みたいな問題で、robかstealを選ばせる。目的語が「me(人)」で、前置詞が「of」ならrobしかありえないですよね。
あと、並べ替え問題でも頻出です。生徒がよく引っかかるのが、「steal+of」「rob+from」という間違った組み合わせを作ってしまうパターンです。
rob → of
steal → from
このセットを呪文のように覚えてください。理想は、先ほどの例文をまるっと覚えておくことです。
robは暴力的に被害を受けるイメージ、stealはこっそり取っていくイメージ
最初は混乱しがちですが、一度イメージまで理解すれば絶対に忘れないタイプの知識です。つまり得点源にしやすいということ。逆に、なんとなくで覚えていると、ずっと間違え続けるんですよ…そんなループは今日までです!
・robは「人・場所」を目的語にとり、盗んだ物はofでつなぐ
・stealは「物」を目的語にとり、被害者・場所はfromでつなぐ
・テストでは空所補充・並べ替えで狙われやすい
・「rob+of」「steal+from」のセットを必ず覚える
これでもうバッチリですね!


