lieとlay。初めて習った時、「はぁ?」と私も思いました。意味も似てるし、スペルも似てるし、しかもlieの過去形がlayだと…?もう、カオスですよね。何度か英語がイヤになりかけた瞬間のうちの1つだったので、混乱する気持ちはよくわかります。
教える側になってからも、「lie」と「lay」の違いは何度聞かれたかわかりません。今日はこの永遠の難問(?)をスッキリ整理していきましょう。
「誰がするのか」「何にする対してするのか」が違う
この2つの違いは、それをするのが「自分なのかそうじゃないのか」です。
lie = 横たわる(”自分が”寝転ぶ)
lay = 横たえる(”何かを”置く)
lieは自分の動作で、layは何かほかのものに対して行う動作です。文法用語で言うと「自動詞」か「他動詞」かの違いなんです。(私は文法用語で説明するのは好きじゃないんですけど、学校だとこの言葉を使って説明されることが多いと思うので、少しずつ慣れてみてください。)
日本語で考えると「寝る」と「寝かせる」の違いに近いです。私はこれで覚えました。
厄介だけど、活用も頑張って覚えましょう!
さて、ここが一番の山場です。みんな引っかかるのが、この活用表です。ややこしいついでに「嘘をつく」のlieも追加しちゃいましたが、混乱しすぎるなら無視してOKです。
| 意味 | 原形 | 過去形 | 過去分詞 | ing形 |
|---|---|---|---|---|
| 横たわる(自動詞) | lie | lay | lain | lying |
| 横たえる(他動詞) | lay | laid | laid | laying |
| 嘘をつく(自動詞) | lie | lied | lied | lying |
最初にもちらっと触れましたが、lieの過去形がlayになってるんですよね。
「は?」ってなるところですが、よく見てみると「嘘をつく」のlieは規則変化だし、「横たえる」のlayもそこまでおかしな動きをしていません。「横たわる」のlieだけ特別なんだ、ここだけ覚えればなんとかなりそう、って思ってきませんか?
そのlieの覚え方、たとえばこんなのがあります。
「lie-lay-lain(ライ・レイ・レイン)。雨(rain)に振られながら、自分が寝転んでいる」
レインつながり…ちょっと無理やりですかね(笑)。でも意外とこういう語呂合わせ的なものが頭に残るんです。
lieとlayの見分け方のコツ
実際の英文に出てきたときに、lieなのかlayなのかを見分けるコツは、「後ろに目的語があるかどうか」をチェックすることです。ここで、自動詞か他動詞か、というのが活きてきます。
目的語(〜を)があれば → lay(横たえる)
目的語がなければ → lie(横たわる)
実際の文で見ていきましょう。時制に関する言葉が出てくれば、それもヒントになりますよ!
(昨日、私は1時間ベッドに横になっていた。)
→ これはlieの過去形。目的語なし!
(彼女はその本をテーブルの上に置いた。)
→ これはlayの過去形。「the book」という目的語あり!
(猫がソファで寝そべっている。)
→ lieのing形。自分で寝てるから自動詞。
(彼は一日中ベッドで横になっている。)
→ lieの過去分詞。現在完了形で使用。
①の文が一番難しかったと思います。時制を見て、文脈を見て、目的語を見て、いろんな観点から判断するようにしましょう。
lieとlayは空所補充問題でよく狙われる
lieとlayのように、似た言葉を問う問題を出しやすいのは、やっぱり空欄補充です。「lieの過去形」か「layの原形」かを問うことが多いです。
例えばこんな問題。
① lay ② laid ③ lain ④ lied
答えは①ですよ!「yesterday」があるから過去形、目的語がないから「横たわる」のlie、だからその過去形のlayが答えになる。この思考回路を着実に持てるようになれば完璧です。
あとは並び替え問題で「lay-laid-laid」「lie-lay-lain」の活用を正しく選ばせるパターンも定番です。過去分詞の「lain」は忘れがちなので要注意ですよ。
口に出して、リズムを体にしみ込ませるのがおすすめ
自慢じゃないですが、lieとlayの活用を急に聞かれても私は答えられます。「英語を教える仕事をしてるからでしょ」というのはもちろんあるでしょうが、頭がぼーっとしてても「lie-lay-lain」「lain-laid-laid」って言えるのは、学生時代に体にしみ込ませたからです。
・lie(横たわる)は自動詞 → lie-lay-lain
・lay(横たえる)は他動詞 → lay-laid-laid
・lieの過去形とlayの原形が同じ「lay」なのが最大の罠
・時制と目的語の有無で判断する
今回お伝えした「頭を使って覚える」系の知識ももちろん重要ですが、口が勝手に動くくらい練習するのも大事だと思っています。なんだかんだ、体で覚えるのが一番の近道ですから。


