「neither」と「either」の使い分け、中学生だけじゃなくて高校生でも曖昧なまま使っている生徒さんがすごく多いんです。
なぜなら、スペルもnがつくかつかないか、しか違いがないから。
それに、どちらも否定文で使ったりしますよね。混乱しやすいところです。
今日はこの2つの違いを、私が生徒さんに伝えている説明方法でお伝えします。
neitherはそれだけで否定の意味、eitherは否定を表す語が他に必要
この2つは、使い方が違うんです。
neither = 「どちらも〜ない」(それ自体に否定の意味がある)
either = 「どちらか一方」(否定文に入ると「どちらも〜ない」の意味になる)
つまり、neitherは最初から否定を含んでいるけど、eitherは否定文の中で使われて初めて否定の意味になるんです。ここが最大のポイント。
neitherをくわしく!
neitherは「どちらも〜ない」という意味を1語で表せる便利な単語です。
(どちらの答えも正しくない)
この文、notが入っていませんよね?でも否定の意味になっている。これがneitherの特徴です。
生徒さんがよく引っかかるのが、neitherの後ろの動詞の形です。
「どちらも」だから複数形?と思いきや、実は単数扱いになります。
(彼らのどちらも間違っていない)
「”どちらの1つずつを見ても”~でない」と考えるからです。
everythingも後ろにくる動詞は単数でしたよね、それと同じです。
もう一つ、動詞の形について要注意ポイントはこちら。
(父も母も英語を話さない)
動詞がspeaksと単数形になっていますよね。neither A nor Bの場合、動詞はBに合わせるというルールがあるからです。Bだけに注目しましょう。
eitherをくわしく!
先ほどお伝えしたように、either自体には否定の意味はありません。「どちらか一方」という意味です。
(どちらか一方を選んでいいよ)
でも、これがnot〜eitherの形になると話が変わります。
(私はそのどちらも好きではない)
そう、こういう使い方があるから、neitherと混乱してしまうんですよね。
「not〜either」と「neither」はほぼ同じ意味になります。言い換えができるんですね。
| 表現 | 意味 | notの有無 |
|---|---|---|
| neither A nor B | AもBも〜ない | 不要(neither自体が否定) |
| not either A or B | AもBも〜ない | 必要(notで否定) |
この覚え方は、簡単です。
「neitherのnはnot(否定)のn」
「neitherには最初から否定のnotが入ってる」って覚えやすいと思います。
否定的な内容に「私も~じゃない!」というとき
neitherやeitherは普通の文の中よりも、相手に相槌をうつ時の返事として、目にすることが多いかもしれません。
「私もそう!」というのはtooを使えますが、「私も~じゃない!」はどうでしょう。言えますか?
(私もピザが好き)② I don’t like pizza. — Me neither. / I don’t either.
(私もピザが好きじゃない)
否定的な内容に同調するときには、either(またはneither)を使います。
どちらも使えますが、eitherに否定の意味はないのでnotを前にくっつける必要がありますよ。
さらには、MeかIかも違ってくるので、ここは決まり文句として覚えるのがベストです。
ちなみに、同調ではなく1つの文で「Aは~しないし、Bも~しない」という時にも、eitherは使えます。
(私は泳げないし、彼も泳げない)
「~も」につられて、tooを使わないように注意しましょう。
テストで狙われやすいポイント
ここまでもお伝えしてきた内容ではありますが、けっこう問われるポイントが多いので実際の問題礼を見ながら確認しておきましょう。
① neitherの後ろは単数扱い
「Neither of the students ( ) absent.」
→ 答えはwas。wereを選ぶ子が本当に多い。
② neither A nor B の動詞はBに合わせる
「Neither you nor I ( ) wrong.」
→ 答えはam。youに引っ張られてareを選びがち。
③ 否定文の「〜も」はtooではなくeither
「I don’t have a pen, ( ).」
→ 答えはeither。tooは肯定文専用です。
④ 二重否定に注意
neitherにはすでに否定の意味があるので、notと一緒に使うと二重否定になってしまいます。
「I don’t like neither」は間違い。
どの部分で否定の意味を表すか、に注意を払おう
neitherとeitherの混乱って「否定の意味がどこにあるか」を意識していないことが原因なんですよね。逆に言えば、そこさえ押さえれば一気にクリアになります。
最初は混乱しても、例文を何度も音読しているうちに自然と使い分けられるようになるので、焦らず練習してみてください。
・neitherは「それ自体に否定の意味がある」→ notと一緒に使わない
・eitherは「否定文の中に入ると否定の意味になる」→ not〜eitherの形で使う
・neitherの後ろは単数扱い
・neither A nor Bの動詞はBに合わせる
・「〜も」は肯定文ならtoo、否定文ならeither
ちょっとルールが多い分野ではありますが、決まり文句として覚えてしまえる部分もあるので、繰り返しあるのみです!頑張ってください。


