定期テストの英語で、最も点数を落としやすいのが「時制」の問題です。
「過去形と現在完了の違いがわからない」
「どこを見れば時制が判断できるの?」
こんな質問を、私も何度受けてきたかわかりません。
文法のルールは覚えたはずなのに、いざ問題を解くと間違える。
英語を習い始める小学校のときから、時制には悩まされ続けますね…
今日は10年以上中高生に英語を教えてきた私が、時制問題の「引っかかりポイント」と「一発で見分けるコツ」をお伝えします。
時制問題を解くカギは「時を表す語句」にある
結論から言うと、時制問題の9割は「時を表す語句」を見つければ解けるんです。
yesterday、since、already、next week……こういった単語や表現が、どの時制を使うべきかを教えてくれるヒントになります。
逆に言えば、ここを見落とすから間違える。
本当にシンプルなことなんですよね。
ただし、「この語句が来たら絶対この時制」と丸暗記するのは危険です。
文全体の意味を考えることも大事なので、そのバランスについても、この後くわしく説明していきますね。
間違えやすい時制問題パターン3選
私がこれまで多くの生徒さんを見てきた中で、特に間違いが多いパターンを3つ紹介します。
① 過去形と現在完了形の混同
ここ、よく間違えるんですよね。というか、ほぼ全員が一度は引っかかります。
ポイントは「過去の一点」か「現在とのつながり」かです。
| 時制 | 意味のニュアンス | よく使う語句 |
|---|---|---|
| 過去形 | 過去の一点で完結した出来事 | yesterday, last week, ago, in 2020 |
| 現在完了形 | 過去から現在までつながっている | since, for, already, yet, ever, never, just |
「ago」と「since」の違いは特に要注意です。
ago = 過去形、since = 現在完了形。これはセットで覚えてください。
② 現在形と現在進行形の使い分け
「今やっていることは進行形」——これ自体は正しいんですが、落とし穴があります。
習慣や普遍的な事実は「現在形」を使うんです。
・I am playing tennis now.(今まさにやっている → 現在進行形)
簡単な見分け方もあります!
それは、「every day」「always」「usually」などの頻度を表す語句が出てきたら、それは習慣について言っているとわかるので、現在形を選ぶというやり方。
ここを意識するだけで、かなり正答率が上がります。
③ 未来表現「will」と「be going to」の混同
未来を表すこの2つは、中学レベルではほぼ同じ意味として扱われることが多いです。
ただ、テストでは「その場で決めた未来はwill」「前から決まっていた予定はbe going to」という区別が問われることがあります。
高校入試ではここまで細かく問われることは少ないですが、定期テストでは先生によって出題されることがあるので、余裕があれば押さえておくといいですね。
時制を見分ける3ステップ
じゃあ、どうやって見分ければいいの?というのを紹介します。
生徒さんたちにも、「この順番で考えて」といつも言っています。
ステップ1:時を表す語句を探す
まず文の中にyesterday、since、nowなどの「時のヒント」がないか確認します。
ステップ2:主語に対応する動詞の形を確認する
これは、cutやputやreadなど、現在形と過去形の動詞が同じ形の場合に使える技です。
三人称単数なら現在形に「s」がつくはずですが、ついていなかったらそれは過去形ということ。
つまり、三人称単数なのにputsじゃなくてputになっていたら、それは過去形!とわかるんです。
ステップ3:文全体の意味を考える
時を表す語句がない場合は、文脈から判断するしかありません。
「過去の話をしているのか」「今の状況なのか」「これからの話なのか」を考えましょう。
問題形式で理解度を確かめてみましょう!
では、実際の問題形式で練習してみましょう。カッコ内の動詞を適切な形に変えてください。
答え visited(last summerがあるので過去形)
答え has lived(sinceがあるので現在完了形)
答え is cooking(nowがあるので現在進行形)
答え plays(every Saturdayは習慣なので現在形。三単現のsを忘れずに!)
「問4みたいな問題、なんで進行形じゃダメなんですか?」と聞かれることが多いですが、先ほど説明しましたよね!?
「every Saturday」があるからです。
これによって、「今まさに」の話ではなく「繰り返しの習慣」だと示していると判断できます。
得点にすぐつながる、覚えておくべきポイント
時制問題でよく見かける単語を紹介します。
似たように見える単語でも意味や用法が違うのですが、ここを押さえると時制問題がかなり解きやすくなりますよ。
「since」と「for」の違い
どちらも現在完了形と一緒に使いますが、意味が違います。
| 語句 | 意味 | 後ろに来るもの |
|---|---|---|
| since | 〜から(起点) | 具体的な時点(2020, last year, I was a childなど) |
| for | 〜の間(期間) | 時間の長さ(three years, a long timeなど) |
「since three years」は間違い。「for three years」が正解です。
この使い分けは、入試でも定期テストでも本当によく出ます。
「already」と「yet」の位置
完了形の文によく出てくる「もう」や「まだ」を表す用語です。
この2つは使い方が違うので要注意。
alreadyは肯定文で文中に、yetは否定文・疑問文で文末に置くのが基本です。
「時を表す語句」を意識するだけで得点アップ!
時制でつまずく生徒さんの多くは、「なんとなく」で解いていることが多いです。
つまり、「時を表す語句」という視点を持つだけで、驚くほど正答率が上がります。
文法ってめんどうくさいと思われがちですが、見るべきポイントさえわかればすぐに得点アップにつながるのでコスパよし!と思って取り組んでみてください。
・過去形は「過去の一点」、現在完了形は「今とつながっている」
・習慣や繰り返しの動作は「現在形」を使う
・since(起点)とfor(期間)の違いを押さえる
・問題を解く前に、まず文全体をサッと読んで時制のヒントを探す習慣をつける
時制は一度コツをつかめば、安定して点が取れる分野です。次のテスト、きっとうまくいきますよ。頑張ってくださいね!


