定期テスト英語のリスニングでメモを取るべき?効果的なメモの取り方と練習法

「リスニングってメモ取った方がいいんですか?」って、定期テスト前になると必ず、生徒さんから聞かれます。

私の答えはいつも同じ。「取った方がいいけど、取り方にコツがあるよ」です。今日はそのあたりを詳しく話していきますね。

メモは「取るべき」、ただし全部書こうとしないこと

そう、リスニング中のメモは取るべきです。ただし、条件付きなので、最後まで読んで、下手なメモの取り方をしないように注意してください!

「メモを取る」と言われたら、聞こえた英語を全部書き取ろうとする生徒がいるんですが、それは逆効果なんですよね。書くことに集中しすぎて、次の音声を聞き逃してしまうからです。

まさに、本末転倒です。

メモは「聞き取りの補助」であって、「書き取りテスト」じゃない。ここを勘違いしている子が本当に多いんです。

メモを取るべき情報、スルーしていい情報

じゃあ何をメモすればいいのか。私が授業で実際に教えているのは、「数字」「固有名詞」「時を表す言葉」の3つを優先してメモを取る、ということです。

優先度 メモすべき情報 具体例
★★★ 数字(時刻・日付・金額・個数) 7:30, May 5, $20, three cups
★★★ 固有名詞(人名・地名・店名) Tom, Tokyo, Star Cafe
★★☆ 時を表す言葉 yesterday, next week, after lunch
★☆☆ 場所を表す言葉 at the station, in the park

聞こえた英語はもったいないからメモする、という子が多いんです。でも、音声は待ってくれません。聞きながら、有益な情報を選ぶ練習が必要なんです。

ちなみに、私の経験上、定期テストのリスニングで一番よく問われるのは「時刻」と「曜日」です。ここだけは絶対にメモを取ってほしいです。

「略語と記号」と使ったメモ取りがカギ

メモする情報を絞ったとしても、スペル通りに書いてる時間なんてありません。だから略語と記号を使いこなすことが大事になってきます。

たとえば「Sunday」と書く代わりに「Sun」とする。「because」は「∵」だし、「morning」は「AM」でいい。自分がわかればOKなんです。

ただ、「テスト中に急に略語を思いつかない」ってことは多々起きます。しかも、慣れてないと、何の略語だったかわからなくなってしまった、という子も・・・( ゚Д゚)

だから普段の勉強の時から、メモを取る練習をして、自分なりの略語リストを作っておくといいですよ。

余談ですが、ある生徒は「library」を「本マーク📚」で書いてました。そう、絵でもいいんです。要は後で自分が見て思い出せればそれで正解です。

効果的なメモ練習法を紹介

「わかりました、じゃあメモを取る練習をします」って言う子はたくさんいるんですけど、どうやって練習するかが問題ですよね。

私がおすすめしているのは3ステップの練習法です。

まず、教科書のリスニング音声を使って、1ステップ目は聞くだけにします。何も書かない。全体の流れをつかむことに集中します。全体のどこに、メモを取るべき情報が出てくるか、把握するのもいいですね。

次に、2ステップ目でメモを取ります。さっき言った「数字・固有名詞・時」を中心にですよ!このとき、メモに書きとれなかったところは「?」マークをつけておきましょう。

最後に、スクリプトを見ながら答え合わせ。「ここ聞き取れなかったな」「これメモしておけばよかった」っていう振り返りをします。この振り返りをすることで、勘どころが鍛えられてきます。

メモの取り方の具体例を見てみましょう!

このブログでは音声をつけていないので、実際に聞きながらの例題は出せないのですが…テキストベースで「メモに取るべき情報はこれだよ」「こんな風にメモするといいよ」というのを確認しましょう。

【練習1】
音声:”The concert starts at 6:30 p.m. on Saturday.”
→ メモ例:6:30 PM / Sat
【練習2】
音声:”Tom is going to meet Lisa at the station tomorrow morning.”
→ メモ例:Tom → Lisa / station / tmrw AM
【練習3】
音声:”She bought three books for fifteen dollars.”
→ メモ例:3 books / $15
【練習4】
音声:”We’re going to have a party next Friday, not this Friday.”
→ メモ例:party = next Fri(×this)

練習4みたいに「〜ではなく」という訂正パターンは、テストでめちゃくちゃ出ます。「not」や「but」が聞こえたら要注意ですよ。

最初に聞き取れた情報で満足してはダメです。本当にそれで「ファイナルアンサー?」と問い続けながら最後まで英語を聞き続けましょう。

音声が流れ始める前にも、できることがある!!

メモをうまく取るのも大事ですが、実際に音声が流れる前にどんな行動をとるか、も聞き取りに大きく影響してきます。

絶対にやっておきなさい、と生徒さんたちに伝えているのは「選択肢を先に読んでおく」こと、です。これをすることで、「あ、時間を聞かれるんだな」「場所がポイントなんだな」って予測できるんです。

会話の内容を予測できれば、聞き取りやすくなりますし、何をメモすべきかも自然とわかります。

あと、入試問題なんかでは「3人以上の会話」がザラに出てきます。誰が何を言ったのか、ごちゃごちゃになりやすい。だから「T→」「L→」みたいに、話者を区別してメモするクセをつけておくと対応力があがります。

定期テストでも、複数の人物が出てくる問題は増えてきているようなので、今のうちから慣れておきましょう。

戦略的にメモを取れるように、ぜひ練習を!

リスニングが苦手だと言う子を見ていると、「聞く力」が足りないんじゃなくて、「聞き方」を知らないだけ、ということが多いです。問題前に選択肢を見たり、メモの取り方ひとつ変えるだけで、驚くほど正答率を上げる生徒さんたちを何人も見てきました。

・メモは取るべき。ただし全部書かない
・優先すべきは「数字・固有名詞・時を表す言葉」
・略語と記号を使って素早く書く
・選択肢を先読みして、何を聞くか予測する
・練習は「聞く→メモ→振り返り」の3ステップで

一度にすべてやろうとしなくて大丈夫。まずは「数字だけメモする」から始めてみてください。それだけでも、今までより確実に聞き取れるようになりますよ。