「discover」と「find」と「figure out」の違いって何?同じ「見つける」でも使い分けがある!

中学生だともしかしたら、「discover」と「find」と「figure out」、全部は意味が分からない、という人もいるかもしれません。

そして、高校生でも曖昧なまま使っている人がすごく多いのではないでしょうか。

日本語にすると、どれも「見つける」です。辞書を引くと似たような訳が出てくるんです。
でも、ネイティブの感覚ではかなりはっきりと使い分けられています。今日はこの3つの違いをスッキリ整理していきましょう!

「discover」「find」「figure out」それぞれのイメージをひと言で

結論から言っちゃいましょう。それぞれ、こういうイメージで覚えてください。

discover → 世の中で初めて見つける(大発見!)
find → 探していたものなどに(偶然に)出会う・見つかる
figure out → 頭を使って答えや解決策を導き出す

同じ「見つける」でも、何を・どうやって見つけるかで使う単語が全然違うんです。

それぞれの単語をくわしく見ていこう

● discover ― 「誰も知らなかったことを初めて発見する」

discoverは「発見する」と訳されることが多いですが、ポイントは「世界で初めて」というニュアンスがあることです。

コロンブスがアメリカ大陸を発見した、科学者が新しい法則を見つけた、みたいな場面で使います。だから、「鍵を見つけた」みたいな日常的な場面でdiscoverを使うと、ちょっと大げさに聞こえるんですよね。

私が生徒さんに伝えるときには、「discoverは歴史の教科書に載るレベルの発見」と言ったりもします。イメージしやすいですよね。

Columbus discovered the Americas.「コロンブスがアメリカ大陸を発見した」を例文ごと覚えてしまうのがおススメです。

● find ― 「探して見つける」or「偶然見つける」

findは「わかる」を表す単語の中でも、一番使用範囲が広い単語です。
探していたものが見つかった場合も、偶然出会った場合も使えます。

「やっとスマホ見つけた!」も「道端で100円拾った」もfindでOK。
つまり、日常会話で「見つける」と言いたいときは、まずfindを使っておけば大体間違いないと思ってください。

ちなみに、findには「〜だとわかる」という意味もあって、”I found the movie boring.”(その映画はつまらないと思った)のような使い方も高校では出てきます。

これは今回の話からはずれるので、また別の機会に取り上げようと思います。

● figure out ― 「考えて答えを見つける・理解する」

figure outは物理的に何かを見つけるのではなく頭を使って考えた結果、答えや解決方法にたどり着くイメージです。

数学の問題を解いて答えを出した、複雑な機械の使い方をようやく理解した、(推理して)犯人が誰かわかった――こういう場面で使います。

そもそも、figureという単語に「計算する・考える」という意味があるんですが、知っていましたか?それを知っていれば、よりイメージしやすいと思います。

日本語だと「解明する」「突き止める」「理解する」あたりが近いかもしれません。

ここまでの話をまとめておきました!

単語 コアイメージ 典型的な場面
discover 世界初の発見 新大陸、新種、科学的発見
find 探す→見つかる / 偶然出会う 鍵を見つける、いい店を見つける
figure out 考えて答えにたどり着く 問題を解く、使い方を理解する

例文で感覚をつかみましょう

大枠が理解出来たら、例文を並べて比べてみましょう。
ここまでの説明をしても、まだ何となく頭を抱えていた生徒さんも、実際の用例をみたら「わかった!」と言ってくれました。やっぱり例文の力って大きいです。

① Columbus discovered America in 1492.
(コロンブスは1492年にアメリカを発見した。)
→ 歴史的な大発見なのでdiscover
② I finally found my keys under the sofa.
(やっとソファの下で鍵を見つけた。)
→ 探していたものが見つかったのでfind
③ I can’t figure out how to use this app.
(このアプリの使い方がわからない。)
→ 頭で考えても理解できないのでfigure out
④ Scientists discovered a new planet.
(科学者たちが新しい惑星を発見した。)
→ 人類初の発見なのでdiscover
⑤ After hours of discussion, we figured out a solution.
(何時間も話し合って、やっと解決策を見つけた。)
→ 考え抜いてたどり着いたのでfigure out

discoverとfindの使い分けが、特に狙われやすい

私の経験上、テストや試験で一番出やすいのは「discoverとfindの使い分け」です。
「誰かにとっての初めて」と「世界にとっての初めて」を混同させる問題がよく出ます。

たとえば、こんな問題。

「私は偶然この本を見つけた。」を英訳せよ。

ここでdiscoverを使ってしまう生徒がけっこういるんですよね。
でも「この本」は別に世界初の発見ではないので、正解は “I found this book by chance.” です。

「似た意味の単語の違い」って、一度、きちんと整理すると忘れにくいものです。
曖昧なままでもなんとなく解けるから…というのは、今日で終わりにしましょう!

・文法問題や読解問題で出てきたら、その文まるごと覚えるつもりで復唱する
・英作文を書くときは意識して使い分ける
この2つをしばらく頑張って続けてみてください。自然と使い分けの感覚が身についてくるはずです!