「make」「let」「have」の使役動詞の違いって何?「人に〜させる」の使い分け

「人に〜させる」って英語では3種類の言い方がある

「make」「let」「have」——この3つの単語、どれも「人に〜させる」という意味でならいますよね。日本語だと同じ表現になるのに、なんで英語だと何種類にも分かれるの!!と混乱する生徒さんは多いです。

この3つにはニュアンスの大きな違いがあるんですよね。意味だけではなく、使う場面を具体的にイメージすれば、理解できるようになるはずです!

3つの使役動詞、違いは「強制力」と「気持ち」

結論から言うと、違いは「させる側の強制力」と「される側の気持ち」です。

動詞 ニュアンス イメージ
make 強制的にさせる 無理やり・嫌がっても
let 許可してさせてあげる 本人がしたいことをOKする
have 当然のこととしてさせる・してもらう 頼む・依頼する

この3つはすべて「主語 + 使役動詞 + 人 + 動詞の原形」という形で使いますが、「させる」の温度感がまったく違うんです!

 

それぞれの使い方を具体的に比べてみましょう

では、1つずつ詳しく見ていきましょう。

🔴 make:強制的にさせる

makeは、相手の意志に関係なく「無理やり〜させる」というニュアンスです。相手が嫌がっていても、強い力で行動させるイメージですね。

My mother made me clean my room.
(母は私に部屋を掃除させた。)→ 嫌だったけどやらされた

親が子どもに「掃除しなさい!」と強制しているシーンが浮かびますよね。

🟢 let:許可してさせてあげる

letは、相手が「〜したい」と思っていることに対して、「いいよ、やっていいよ」と許可を与えるイメージです。

My mother let me go to the party.
(母は私をパーティーに行かせてくれた。)→ 行きたかったからOKをもらえた

「行きたい!」という本人の希望があって、それを許可してもらえた場面です。

🔵 have:当然のこととして頼む・してもらう

haveは、強制でも許可でもなく、「〜してもらう」「〜させる(依頼)」というニュートラルなニュアンスです。仕事上の指示や、サービスを受けるときによく使います。

I had the waiter bring me some water.
(私はウェイターに水を持ってきてもらった。)→ 当然の依頼・お願い

レストランでウェイターにお願いするのは自然なことですよね。そんな場面で使います。



📊 3つの違いを図でまとめると…

強制力 動詞 相手の気持ち
強い 💪 make 嫌でもやらされる
普通 🤝 have 頼まれてやる・当然
弱い ✋ let やりたいことを許可される

例文でさらに理解を深めますよ!

ここまでの内容を、例文で確認してみましょう。日本語訳のニュアンスにも注目してくださいね。そして、何よりも、その時の場面をイメージして!気持ちを考えて!というのを忘れずに。

① The teacher made the students stay after school.
(先生は生徒たちを放課後残らせた。)→ 強制
② Please let me know your answer.
(あなたの答えを私に知らせてください。)→ 許可のお願い
③ I’ll have my secretary send you the documents.
(秘書に書類を送らせます。)→ 依頼・手配
④ The movie made me cry.
(その映画は私を泣かせた。)→ 感情を引き起こす(強制的に)

④のように、makeは「感情を引き起こす」という意味でもよく使われます。映画や音楽などが「〜な気持ちにさせる」というときです。

 

⚠️ よくある間違い

❌ My mother made me to clean my room.
⭕ My mother made me clean my room.使役動詞の後ろは「to」をつけない原形です!「to」をつけてしまうミスが非常に多いので要注意!

テストでの出題形式を確認

定期テストや入試では、次のような形式で出題されやすいです。

① 空欄補充問題

「文脈からmake / let / haveのどれが適切か選ぶ」パターンです。ニュアンスの違いを理解していないと解けません。

② 語形変化問題

「( ) 内の動詞を適切な形にしなさい」という問題で、使役動詞の後ろなのに「to + 動詞」や「-ing形」にしてしまうミスが狙われます。答えは原形です!

③ 並べ替え問題

語順「主語 + 使役動詞 + 人 + 原形」を正しく並べられるかがポイントです。

出題パターン チェックポイント
適語選択 強制?許可?依頼?を見極める
語形変化 使役動詞の後ろは原形
並べ替え 「人 + 原形」の語順を守る

意味で覚えるのではなく、3つの「させる」場面をイメージする

今回は、使役動詞「make」「let」「have」の違いについて解説しました。

何度も繰り返しますが、言葉で覚えるだけではすぐ忘れてしまいます。使う場面をイメージ!!ですよ。

動詞 意味 キーワード
make (強制的に)〜させる 無理やり・強制
let 〜させてあげる・許可する OK・許可
have 〜してもらう・させる 依頼・当然

そして、どの使役動詞でも「使役動詞 + 人 + 動詞の原形」という形になることを忘れずに!「to」はつけません。

ニュアンスの違いをしっかり覚えて、テストでも英会話でも使いこなせるようになりましょう!応援しています。