「同格のthat」って聞いたことありますか?
1つの単語にいろいろな意味があると、ウゲッてなりますね。しかも、それがthatとなると、厄介です。なぜなら、意味ではなく「働き方」が複数あるから、です。
「あれ」という意味のthatは簡単だった。「関係代名詞」のthatもなんとかクリアした。そのうえさらに「同格のthat」ってなにさ。「見た目が同じなのに、どうやって見分けるの?」と疑問に思いますよね。(嫌な話をすると、大学入試では1つの文にいろんな役割のthatを入れてくることも…( ;∀;))
仕方ない、やるしかない!今回は、この「同格のthat」について、関係代名詞のthatとの違いや見分け方を、中学生でもわかるようにやさしく解説していきます!
同格のthatは「名詞の内容を説明する」のが役割
ひとことで言うなら、同格のthatは「前にある名詞の内容を説明するthat」です。
例えば、こんな文を見てください。
(私は彼が試験に受かったというニュースを聞いた。)
この文では、「the news(ニュース)」の内容が「he passed the exam(彼が試験に受かった)」ですよね。つまり、thatの後ろが「ニュースって何?」という中身を説明しているんです。
一方、関係代名詞のthatは、前の名詞を「修飾する(くわしく説明する)」役割があり、that以下の文には名詞が1つ足りない(不完全な文)という特徴があります。
2つのthatの違いを3つのポイントで見分けよう
では、同格のthatと関係代名詞のthatをどうやって見分ければいいのでしょうか?3つのポイントを押さえましょう!
【ポイント1】that以下の文が「完全」か「不完全」か
これが最も重要な見分け方です!
| 種類 | that以下の文 | 特徴 |
|---|---|---|
| 同格のthat | 完全な文(S+Vがそろっている) | 名詞の「内容」を説明 |
| 関係代名詞のthat | 不完全な文(主語や目的語が欠けている) | 名詞を「修飾」する |
具体的に見てみましょう。
The fact that she is kind is known to everyone.
(彼女が親切だという事実はみんなに知られている。)
→ that以下「she is kind」は完全な文(S+V+Cがそろっている)
The girl that is kind is my sister.
(親切な女の子は私の妹です。)
→ that以下「is kind」は不完全な文(主語がない!)
【ポイント2】前にある名詞の種類をチェック
同格のthatは、特定の名詞の後ろでよく使われます。覚えておくと便利ですよ!
| 同格のthatが続きやすい名詞 | 意味 |
|---|---|
| news | ニュース、知らせ |
| fact | 事実 |
| idea | 考え |
| hope | 希望 |
| belief | 信念 |
| rumor | うわさ |
| possibility | 可能性 |
これらの名詞に共通するのは、「中身・内容を持つ名詞」ということ。ニュースや事実には「内容」がありますよね?だから「〜という内容」を説明するthatが続くのです。
【ポイント3】「〜という」と訳せるかどうか
同格のthatは、日本語に訳すときに「〜という○○」と訳せます。
(私には医者になるという希望がある。)
一方、関係代名詞のthatは「〜という」とは訳しません。
いよいよ、実践!見分けられますか?
ここまで学んだことを例文で確認していきましょう!
There is no doubt that he is honest.
(彼が正直だということに疑いはない。)
→ that以下「he is honest」は完全な文 ✓
I don’t like the idea that money is everything.
(お金がすべてだという考えは好きではない。)
→ that以下「money is everything」は完全な文 ✓
The book that I bought yesterday was interesting.
(私が昨日買った本はおもしろかった。)
→ that以下「I bought yesterday」は不完全な文(目的語がない!)
❌ The news that I heard was surprising.(これは同格のthat?)
❌ → いいえ!「I heard」の後に目的語がないので関係代名詞です。
⭕ 「私が聞いたニュースは驚くべきものだった。」
The news that the war ended made everyone happy.
(戦争が終わったというニュースはみんなを幸せにした。)
→ that以下「the war ended」は完全な文 ✓
テスト・入試前に知っておくとトクするポイント
定期テストや入試では、次のような問題がよく出題されます!
【出題パターン1】どちらのthatか見分ける問題
「次の文のthatは同格か関係代名詞か答えなさい」という問題が頻出です。that以下が完全な文かどうかをチェックしましょう!
【出題パターン2】和訳問題
同格のthatは「〜という○○」と訳すのがポイント。関係代名詞と混同すると減点されます。
【出題パターン3】空所補充問題
fact, news, ideaなどの後ろの空所に何が入るかを問う問題も出ます。
| チェックポイント | 確認すること |
|---|---|
| ① that以下は完全な文? | 完全 → 同格 / 不完全 → 関係代名詞 |
| ② 前の名詞は何? | news, fact, ideaなど → 同格の可能性大 |
| ③ 「〜という」と訳せる? | 訳せる → 同格 |
前の名詞の特徴や、thatに続く文の形で判断できる!
今回は「同格のthat」について解説しました。最後にポイントをおさらいしましょう!
✅ 同格のthat = 前の名詞の「内容」を説明する
✅ 見分け方 = that以下が完全な文なら同格、不完全なら関係代名詞
✅ よく使う名詞 = news, fact, idea, hope, beliefなど
✅ 訳し方 = 「〜という○○」
学校で習って間もないうちは難しく感じるかもしれませんが、何度もthatを使った英文に慣れていけば、自然と見分けられるようになりますよ。最初のうちは今回ご紹介した方法で、経験を積み重ねていきましょう!


