英語が好きな私の息子は、英語がとても苦手なんです。
基本的に私が息子に英語を教えることはないのですが、たまたま英語の勉強をしている横を通りかかった時「acceptってどういう意味だっけ?」と聞かれました。
「辞書を使って調べた方が記憶に残るよ!」と言ったら「調べ方がよくわからない」と言われてビックリ。
私の時代は紙の辞書しかなかったので、辞書を使わずに勉強するなんてありえなかったのですが、今は電子辞書やアプリなど選択肢が増えたため、逆に使いこなせなくなることもあるようです。
せっかくいろんな便利な道具があるのに使いこなせないなんてもったいなすぎる!
ということで今回は、辞書の種類ごとの特徴と、効率的な使い方をお伝えします。
紙辞書・電子辞書・アプリは「場面で使い分け」がベスト!
「紙の辞書と電子辞書とアプリ、どれがいいの?」と生徒さんからも聞かれることがありますが、紙辞書・電子辞書・アプリはそれぞれ得意な場面が違うので、上手に使い分けるのが正解です。
ざっくり言うと…
- 紙辞書→じっくり勉強したいとき、記憶に残したいとき
- 電子辞書→学校や塾での学習、素早く調べたいとき
- アプリ→移動中やちょっとした確認、発音チェック
「どれか1つが最強!」ではなく、目的に合わせて選ぶことが大切なんです。
紙辞書・電子辞書・アプリ、それぞれの特徴と使い方
それぞれの辞書の特徴を、表にまとめてみました。
| 項目 | 紙辞書 | 電子辞書 | アプリ |
|---|---|---|---|
| 調べる速さ | △ ゆっくり | ◎ とても速い | ◎ とても速い |
| 記憶への残りやすさ | ◎ 残りやすい | ○ ふつう | △ 残りにくい |
| 持ち運び | △ 重い | ○ 軽い | ◎ スマホだけでOK |
| 発音の確認 | △ 発音記号のみ | ◎ 音声つき | ◎ 音声つき |
| 周辺の単語も見える | ◎ 一覧できる | △ 見えにくい | △ 見えにくい |
| 学校での使用 | ◎ OK | ◎ OK | × 禁止の場合あり |
🔹紙辞書のメリットと効率的な使い方
紙辞書の最大の強みは、記憶に残りやすいことです。
無意識に調べているつもりでも、スペルを丁寧に確認しながら言葉を探しますよね。また、手で紙をめくっている間に、頭で「accept, accept, accept,…」と何度も繰り返しているはずだからです。
また、調べたい単語の前後にある単語も自然と目に入るので、「ついでに覚える」ができるのも大きなメリットです。
派生語や、似たスペルだけど違う意味の単語など、一石二鳥や三鳥になることも期待できます。
【効率的な引き方のコツ】
- アルファベット順を意識する:辞書は a → b → c… の順番。まず最初の2〜3文字で大体の場所を開きましょう。
- ガイドワードを活用する:ページの上に書いてある単語(ガイドワード)を見れば、そのページにどんな単語があるかわかります。その単語より前か後かを確認しながら、ページを前後しましょう。
- マーカーで印をつける:調べた単語に印をつけておくと、復習のときに便利!
🔹電子辞書のメリットと効率的な使い方
電子辞書はスピードと機能の豊富さが魅力です。
英和・和英・英英など複数の辞書を一度に検索できたり、発音を聞けたりするのは紙にはない強みですね。
【効率的な引き方のコツ】
- 「成句検索」を使う:熟語やイディオムを調べるときは、成句検索機能を使うと一発で見つかります。
- 「履歴機能」で復習:前に調べた単語を履歴から見直せるので、復習に活用しましょう。
- 「ジャンプ機能」を活用:説明文の中にわからない単語があったら、その単語にカーソルを合わせてジャンプ!これで語彙力もアップします。
🔹アプリのメリットと効率的な使い方
スマホアプリはいつでもどこでも使える手軽さが最大の強みです。通学中の電車やバスの中、ちょっとした待ち時間にサッと調べられます。
【おすすめの無料アプリ】
- Weblio英語辞書:例文が豊富で初心者にも使いやすい
- 英辞郎 on the WEB:例文検索に強い
- Google翻訳:発音確認やカメラ翻訳が便利(ただし訳は参考程度に)
※ただし注意点も!アプリは便利ですが、SNSやゲームの通知で集中が切れやすいというデメリットがあります。勉強中は通知をオフにするか、電子辞書や紙辞書を使うのがおすすめです。
「調べたい単語が辞書にない!」という場合は使い方を間違っているかも
中学生・高校生が学習する範囲の単語は、必ず辞書に載っています。たまに「載ってなかった」という生徒さんがいますが、それは正しく辞書を使えていないから。
あなたはどうですか?こんな間違いしていませんか?
【例題1】”look forward to” の意味を調べたい
❌ よくある間違い:紙辞書の見出しで「look forward to」を見つけられず諦める
⭕ 正しい方法:「look」を引いた後、成句・熟語欄で “look forward to” を探す
→ 意味:「〜を楽しみにする」
【例題2】”running” の意味を調べたい
❌ よくある間違い:「running」でそのまま探す
⭕ 正しい方法:原形の「run」を引く(-ing や -ed がついた形は原形に戻して調べる)
【例題3】”read” の発音を確認したい
⚠️ 注意:read は現在形と過去形で発音が違う!
・現在形:read [riːd](リード)
・過去形:read [red](レッド)
→ 辞書の発音記号や電子辞書・アプリの音声機能で必ず確認しよう
【例題4】”make” を使った熟語を知りたい
⭕ 紙辞書なら:make の項目の後半にある熟語欄をチェック
⭕ 電子辞書なら:成句検索で「make」と入力
→ make up(仲直りする)、make sure(確認する)など、たくさん出てくる!
英語力を伸ばすための辞書の引き方
辞書はわからなかった単語をピンポイントで調べるだけだと思っている人が多いと思いますが、辞書を引くことは、英語力を伸ばすチャンスにつながります。
今わからないことを調べるだけでなく、中長期的な試験にも生きる英語力を身につける機会として活用してください。
| こんなこともわかる! | 辞書をどう使うか |
|---|---|
| 熟語・イディオムの意味 | 成句欄を必ずチェックする習慣をつける |
| 単語の品詞(名詞・動詞など) | 辞書に書いてある [名] [動] などの表記を確認する |
| 不規則動詞の活用 | 動詞を引くと活用形(過去形・過去分詞)が載っている |
| 発音・アクセント問題 | 発音記号を読めるようにする&音声で確認 |
| 同じ単語の複数の意味 | 辞書には意味が①②③…と複数載っているので、文脈に合うものを選ぶ練習をする |
普段から辞書を引く習慣がある人は、「この単語はこういう使い方をするんだ」という感覚が身についています。この感覚は、大学受験などの長文で難しい単語が出てきたときの推測力にもつながりますよ!
辞書を引くのを面倒くさがらず、勉強の一部として取り組む
今回、辞書ごとの違いをご紹介しましたが、そもそも面倒くさいから調べない、という生徒さんもけっこういます。
でも、本当にもったいないです。
わからない単語を調べる→理解する→また出会ったときに「あ、これ調べたやつだ!」と思い出す。この繰り返しが、英語力アップの一番の近道です。
大切なのは、「辞書を引くこと」を面倒くさがらないこと。
慣れるまでは手間に感じるかもしれませんが、英語学習の流れに組み込んでしまえば、「また新しい知識ゲットした♪」みたいな時間に変わってくると思います。
最初のうちは強制的に辞書を引くように、自分を仕向けてください。頑張って!


