「賛成と反対どっちで書けばいいですか?」という質問は本当によく聞かれます。
英検準2級のライティングで、与えられたトピックに対して自分の意見を書くとき、多くの生徒が最初に迷うのがこのポイントです。「自分の本当の意見で書くべき?」「嘘でも書きやすい方を選んでいいの?」って、真面目に英語に向き合う生徒さんほど迷うんです。
今日は、合格につながる「賛成・反対の選び方」をお話しします。
答えはシンプル。「理由が2つ書ける方」を選ぶ
英検を受けるのは合格したいから、ですよね。なので英作文で何を書くかにおいて、自分の本音は関係ありません。
大事なのは、「英語で理由を2つ書けるかどうか」。これだけです。
本心では賛成でも、英語で理由が思いつかないなら反対で書く。逆もまた然り。英検のライティングは「あなたの本当の考え」を聞いているわけじゃないんです。「英語で論理的に意見を述べる力」を見ているんですね。
だから、本当の気持ちじゃなくて全然OK。自分が英語で書きやすい方を選ぶのが正解です。
じゃあ、どうやって「書きやすい方」を判断するの?
自分の意見は関係ないんだ、とわかったとしても、選び方を間違える生徒さんが多いです。「なんとなく賛成かな〜」で決めちゃうんです。
そんな子たちに教えているのは、「30秒ルール」という方法。やり方は簡単です。
まず、問題を読んだら日本語で賛成の理由を考えます。30秒考えて、2つ理由を思い浮かべられるか?次に、反対の理由も同じように30秒で考える。そして、理由がスッと出てきた方を選ぶ。たったこれだけです。
ポイントは「日本語で」というところです。最初から英語で考えようとすると、頭がフリーズしちゃいますからね。
どっちを選ぶべきか、具体的に検証してみましょう
たとえば、こんなトピックが出たとします。
(生徒は学校でスマートフォンを使うべきだと思いますか?)
さて、賛成と反対、それぞれどんな理由が考えられるでしょう?
| 賛成(Yes)の理由 | 反対(No)の理由 |
|---|---|
| 調べ学習に便利 | 授業に集中できなくなる |
| 緊急時に連絡が取れる | SNSやゲームで遊んでしまう |
| デジタルスキルが身につく | いじめの原因になることも |
どうですか?あなたはどちらの理由がパッと浮かびましたか?
ちなみに、私の生徒たちに聞くと、このトピックは反対派が多いんです。「集中できない」「ゲームしちゃう」は自分の経験として書きやすいみたいです(^^
「理由が書きやすいトピック」には傾向がある
実は、英検準2級で出やすいトピックには、ある程度パターンがあります。そして、書きやすい立場も傾向があるんです。
生徒さんたちがよく引っかかるのが、「環境問題」や「健康」に関するトピック。なんとなく「環境に良い方がいいよね」と思って賛成を選ぶんですが、いざ理由を書こうとすると手が止まる。
たとえば「人々はもっと自転車を使うべきか?」というトピックの場合、「環境に良い」は思いついても、2つ目の理由が出てこない…というケースが多いです。
こういうときは、あえて反対で書いてみましょう。「雨の日は困る」「遠い場所には行けない」——意外とこっちの方が具体的に書けたりするんですよね。
練習問題で感覚をつかもう
慣れるまでは賛成も反対も、理由を考えるのが苦手と感じるかもしれません。「どうやったら理由を思いつく練習ができますか?」というのもよく聞かれます。
おすすめは、過去問や予想問題のトピックを見て、賛成・反対両方の理由を日本語で書き出す練習です。英語にするのは後でいいので、まずは「理由を2つ出す」訓練をしましょう。
いくつか例を出しますよ~。それぞれ、あなたならどちらを選びますか?
(人々は毎日朝食を食べるべきだと思いますか?)
→ 賛成が書きやすい人が多い。「健康に良い」「集中力が上がる」など。
(学生がアルバイトをするのは良いことだと思いますか?)
→ これは人による。「お金の大切さを学べる」vs「勉強時間が減る」、どっちも書きやすい。
(将来、もっと多くの人が電気自動車を使うと思いますか?)
→ 注意!これは「べき(should)」じゃなくて「〜と思うか(will)」の質問。
(映画を観るより本を読む方が良いと思いますか?)
→ 反対で書く生徒も意外と多い。「映画の方がわかりやすい」「短時間で楽しめる」など。
③のような「will」を使った質問はけっこう出ます。これは「〜すべきか」じゃなくて「〜になると思うか」という予測を聞いています。書き方が少し変わるので注意してくださいね。
本番で失敗しないための3つのコツ
私の経験上、ここが一番差がつくポイントです。
1つ目。決断は1分以内に。
賛成・反対を迷いすぎると、書く時間がなくなります。30秒ルールで理由を出して、「こっち!」と決めたら迷わず書き始める。完璧な理由じゃなくていいんです。
2つ目。途中で立場を変えない。
「やっぱり反対の方が良かったかも…」と書いてる途中で思っても、絶対に変えないでください。時間のロスがもったいないです。最初に決めた立場で最後まで書き切りましょう。
3つ目。理由は「具体的に」書ける方を選ぶ。
「環境に良い(good for the environment)」だけだと薄いです。「車を使わないからCO2が減る」まで書けると、ぐっと説得力が増します。具体的に説明できそうな理由がある方を選ぶのがコツです。
「あなた、本当は”賛成”でしょ?」なんて責められることはない
ライティングで点が取れない生徒の多くは、「何を書くか」で迷いすぎていることが多いです。本音かどうかなんて、採点者は気にしていません。大事なのは、英語で論理的に書けるかどうか。だから、「書きやすい方を選ぶ」という戦略を、ぜひ身につけてください!
・賛成か反対かは、「理由が2つ書ける方」で決める
・本音は関係ない。嘘でも書きやすい方を選んでOK
・30秒ルールで「日本語で」理由を出してみる
・決めたら迷わない。途中で立場を変えない
・具体的に説明できる理由がある方が有利
最初は難しく感じるかもしれませんが、練習すれば必ず「どっちが書きやすいか」が瞬時にわかるようになります。頑張ってくださいね!



